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荒井会計日記

東京・荒井会計事務所の職員が書く日記です。経済、税務情報などを中心に発信していきます。

日本の企業で一番労働時間が短い会社。

 昨日(2月12日)の日本経済新聞の夕刊【人間発見】欄に岐阜県の未来工業㈱の創業者山田 昭男氏の記事が掲載されていた。未来工業は日本で一番労働時間が短い会社である。正月休みは19日間、ゴールデンウィークは9日間、夏休みは12日間で、年間の会社の休日日数は有給休暇以外に138日である。年間の総労働時間は1640時間で日本一短い会社である。定年は70歳で65歳で給与は年収700万円と社員にとって至り尽せりの会社である。
 これでいて1965年の創業以来、未来工業は赤字が一回もなく、売上高経常利益率は十数%を維持し、超優良企業である。山田氏は社員が喜ぶよう会社の規則を考えると社員は恩恵を受けているんだから、頑張って会社のために働かなあかんという気分になる。
 ただ、これだけでは当然高収益企業の継続は難しい。昼間、明るい玄関や廊下は蛍光灯を消している。オフィスの中も窓際の席は日が入るから、日没まで照明はつけない。ほとんどの蛍光灯にはスイッチのひもの先に社員の名前が入っており、その社員が責任を持って管理する。コピー機は一台だけ。コピー用紙もほとんど買わない。会議用の書類なども使用済のコピー用紙の裏や、どこから送られてきた書類の裏などを使う。   次号に続く
 
 【なお世界・日本の景気動向は過去25年ほぼ的確に予測して来た今連載中の『荒井会計通信』をぜひご購読して下さい。

 筆者:荒井 昇

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