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荒井会計日記

東京・荒井会計事務所の職員が書く日記です。経済、税務情報などを中心に発信していきます。

アメリカ証券仲介大手ナイト・キャピタル・グループが誤発注で資金難を暴露。

 8月1日アメリカ証券仲介大手ナイト・キャピタル・グループが株式取引の誤発注で4億4000万ドルの損失を出した。これによりナイトは一気に資金難に直面し破綻寸前に追い込まれたが、複数の金融機関からの出資により、破綻を免れた。もし破綻が起きればニュ-ヨーク株式市場は大混乱に陥り、ニュ-ヨーク株価を始め世界の株価は大暴落したであろう。なぜならば、ナイトは米国株の売買シェアの約1割をしめており、投資家に大きな動揺を与え、折しもスペイン等の南欧の国債が下落していて、投資家心理が消極的になっている中で、世界金融に大ショックを与えたに違いない。
 さて、今回の事態はナイトの問題だけでなく、今の米国の金融機関(大手銀行、大手証券等)が日常の資金繰りに困窮し、異常をきたしていることを物語っている。米国の金融機関は2007年夏からの株価暴落、商業・住宅地価、債権の暴落等により、粉飾決算を強いられ、実際の資金繰りは開示決算書よりも遙かに悪化しているのである。
 今回のナイトのようなショックが、この1年間でも大手金融MFグローバルの経営破綻、JPモルガン・チェースの巨額損失、ナスダック市場の取引障害等が起きている。米国金融機関は大幅な粉飾決算により上辺は良好に見えるが、実質的内容はかなり悪く、このため資金繰りが大分悪化している。今日にも世界金融に大ショックを与える、金融機関の突然の破綻による金融取引傷害が今まさに迫っているのです。           次回につづく
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