fc2ブログ

荒井会計日記

東京・荒井会計事務所の職員が書く日記です。経済、税務情報などを中心に発信していきます。

金(ゴ-ルド)魅力と今後の価格の推移について。

 先週から今週にかけて、金の価格が1年2ヶ月ぶりに高値を更新した。ここ数年、世界各国の中銀(中央銀行=日本で言えば日本銀行)は金の保有を徐々に増やしている。2009年9月からIMF(国際通貨基金)は403トン保有する金を売却を始め、2010年12月末で売却を完了したとは発表した。このうちの大口需要者はインド200トン、中国100トン、そしてロシア、ブラジル等の中央銀行で構成されている。過去、金の売り手だった欧州各国の中央銀行も2009年から買い手にまわっている。
 最近では今年10月にブラジル中央銀行が新たに約17トンを購入しており、また今年7月~9月の3ヶ月で世界の中央銀行は98トンの金を追加購入している。
  世界各国の金の保有量を2011年7月時点で見ると次の通りである。
   1位 アメリカ 約9000トン
   2位 ドイツ  3747トン
   3位 IMF  3101トン
   4位 イタリア 2701トン
   5位 フランス 2683トン
   6位 中国   1161トン
   7位 スイス  1146トン
   8位 ロシア   911トン
   9位 日本    843トン
  10位 オランダ  674トン
  11位 インド   614トン
 このうち日本は現時点では最近の大口需要者のインドに抜かれ10位以下に順位を下げている。
 世界の中央銀行がこの4~5年で金の保有量を増やしているのは、世界の株価・不動産・債権の暴落により金融機関の保有する不良債権が膨大化し、かつ不況による巨額の財政支出(大量の国債の発行等)及び金融緩和(金利の引き下げ、紙幣の大量発行等)等により国家の信用が凋落し、ドル・円等の通貨に将来を託せなくなったためである。今後、ユーロがドルに変わって世界の基準通貨に安定するまでの期間、世界の人々は代替通貨である金に信用を託したのである。
 では、現時点で1グラム約4,850円(消費税込み)の金の価格はどのくらいまで上昇するのであろうか?。次号以降に連載して、金価格の今後価格推移を含めコメントして行くので期待して下さい。
 なお、金の価格等については荒井会計事務所主催で2005年11月に東京市ヶ谷で開催されたの講演会の中で「今後10年の日本及び米国経済を予測する」のテーマで荒井昇が講演し、当時の価格1,700円/1グラムが今後の10年間で何十倍から何十倍になると予測している。また、この推移は荒井会計通信NO1~NO24にも連載掲載されているので、ぜひ「荒井会計通信」にもアクセスして下さい。
 筆者:荒井 昇
 
スポンサーサイト



PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する