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荒井会計日記

東京・荒井会計事務所の職員が書く日記です。経済、税務情報などを中心に発信していきます。

街の緑を守ろう、それを破壊してでもオリンピックを優先するのか!!

 9月6日の日本経済新聞(夕)に中央大学の理工学部教授の石川幹子氏が次のような内容の文面が記載されていた。氏は『人間は命がないところでは住めません。狭い路地でも鉢植えを楽しむように,緑は大小にかかわらず命の仲間です。共同体に必要なのが公園や緑地。辻、鎮守の森、広場と、共有の場はどの社会にもありした。誰でも差別なく自由に使える空間が本物の緑地で、これをしっかり持っている都市は強いです』と述べ、明治政府は1873年に公園制度を創設し、東京の上野や浅草、大阪の住吉や浜寺、京都の円山をはじめ寺社の境内などが公園になった。
 緑地は偶然残ったわけでなく、明治の人は富国強兵だけでなく、とても文化的でした。世界の主要都市でも公園造りには理念があると説く。
 『ニューヨークのセントラルパークは「民主主義の庭」富裕層にも貧しい移民も楽しめる空間として、周囲の受益者負担で整備した。パリは「都市の肺」としてプロ―ニュとバンセンヌの森を造り、「セーヌに開く」という理念がある。米国のボストンは1872の大火を契機にネットワーク型の緑地「エメラルド・ネックレス」を造ってきました。そして20世紀にも中心部の高速道路の地下化を30~40年間も議論して2008年までに地上を緑地帯にしました。この時、新聞が賛否両輪を取り上げ、大きな役割を果たしたのです。』
 2020年の東京五輪で国立競技場整備で神宮外苑の森が伐採(外苑の木が1800本伐採)されようとしています。『神宮の森は練兵場だった何も無いところに周到な計画で100年かけて造り上げたすばらしいものです。木々を残せるプランを練って提案したいと思います。』
 『前回(1964年)の東京五輪では江戸時代以来緑地の遺産を食いつぶしました。高度成長の時代でやむを得ない部分もありましたが、今やこれだけ豊になり環境を重視する時代です。前回の五輪で減らした水と緑の資産を取り戻してはどうでしょう。』
 いまの日本は「失われた20年」「デフレ経済」そして「アベノミクス」等と、マスコミを初め多くの国民は毎日不況だ不況だ・・・・と大騒ぎしていますが、戦後の日本、40年前の日本そして30年前の日本の国民の生活と較べて、はるかに贅沢の暮らしをしています。よく足下を見つめてください、いまの日本は不況などではありません、国民全体が贅沢ぼけになっているだけです。このような国民の鬱状態と偏見から抜け出すには、自然を取り戻し自然から生き方を学ばなければ再生できないことを理解してください。
 筆者:荒井 昇
 追記:上記のような内容の記述が、当事務所で発刊している「荒井会計通信」NO1~24に記載されています。ぜひ参考にしてください。



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外れ馬券必要経費認定

こんにちは
最近は気候も秋らしくなってきましたね。

 以前から注目されていた競馬の配当に課税する際、外れ馬券の購入費を必要経費と認めるかどうかが争われた行政訴訟の判決で、裁判長が外れ分を含む馬券の購入全額が経費になると判断しました。

 国税側は通達で馬券の払戻金を一時所得とし、経費に認められるのは「収入に直接要した金額」に限られるため、払戻金について偶発的な一時所得で、当たり馬券の購入代金のみが経費と主張していました。
 これに対し、裁判長は判決理由で、インターネットを通じて多レース・多種類の馬券を継続的に購入しているため、営利を目的とする継続的行為から生じた雑所得と認定し、外れ馬券も含めた全ての馬券代を「必要経費」と認めました。

通達で一時所得としていても、実質的には営利目的の継続的行為であり、かつ、納税者にとっても稼いでる以上に課税されていたそうです。
また、インターネット上での注文であるため外れ馬券を拾ってきたということもないでしょう。
やはり、国税側の主張がおかしかったのではないでしょうか?


吉田

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ドル相場の上昇はどこまで続くか!!

 最近ドル相場が急激に上昇している。今回は「ドル相場の今後」を短・中長期に区分して予測してみよう。これは難問だと言えばしかりだし、また簡単だと言えばまたしかりなり?。当事務所のHPに過去掲載した「荒井会計通信」や「ブログ」の記述によれば、①中長期的(3年~7年)には円とドルとも紙切れになってしまうのだから、予測する意味がない②今後1年間に絞るならば、日本のアベノミクス(最近は大分神通力が落ちてしまっているが。)に基づく日銀の金融緩和が(米国を助けるために)あと1年は続きそうなので、1ドル130円まで円安になる。
 円安の原因を分析すると、・・・・昨年4月の日銀の金融緩和からお金の流れをみると、日銀が都市銀行から毎月約3兆円の国債を買い入れ、都銀はその売却資金のほとんどを米国債権に投資しているのが現状だ。要するに日本政府のお声の下にダブついている米国債の消化を都銀が手伝っているのである。日本が金融緩和により膨大な紙幣を印刷している時間を利用して、米国は2013年末から2014年末までにその量的金融緩和第3弾(QE3)を終了する戦略なのでだ。 
 1年後も日米両国は共に膨大な債務を抱えているためにゼロ金利に近い状態(金融緩和)を維持せざるをえなく、だらだらと更なる金融緩和を目的なく時間を過ごしていくのだ。しかし日米の景気は一向に上昇せず(賃金は上がらず物価高)スタッグフレ-ション(インフレ下の不景気)が常態化していくのだ。そして国民の不満が爆発して大混乱が起き大変な状況になっていくでしょう。
 ああ・・・・・ドル相場を追跡してたのに大分話が脱線してしまったようだ。さあ結論?を急ごう。米国のQE3の終了そして日銀の国債の買い入れは両極端である、これはアンダ-グランドでは両国の出来合いレ-スだからなのである。このような国民を無視した両国の経済政策は、今後国民の反発を買い今の蜜月状態?も長くは続かなくなり、疎遠になっていくのだ。この結果、日本の防衛は自国でせざるをえなくなっていく。米国との別離は、日本の集団的自衛権の解釈を軍国主義者により段々と塗る変えられ、やがて「この道はいつか来た道」に遭遇してしまう・・・・・・
 上記内容は連載中の「荒井会計通信」N01~24に詳細に記載されています。ぜひ閲覧してください。
筆蹟:荒井昇

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iPhone6発売

こんにちわ。

本日の朝8時半ごろ、最寄駅の近くの大型家電量販店の前を歩いていたところ、
何やらざわざわしておりました。
本日はiPhone6の発売日だそうで、開店前から人が並んだり、商品の案内の販売員がいたのです。
携帯電話各社も今日はイベントをやっているそうです。
そういえば、最近、携帯電話会社から新規購入の割引券も届いてたし、スマホの消耗が早いように感じるしで、
これは買わせようとする策略ですよね。
2年前にiPhone5を購入した時は予約しても在庫が全くなくて入手に1か月半くらい待って、その間に欲しいって気持ちも
高まりましたけど、今回もそんな感じなのでしょうか?
2年前に買ったからまだ使いたいなと思いますが、購買欲をそそるのがうまいですよね。

                                                                       田村


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「奇跡のリンゴ」の伝承

 9月12日の日本経済新聞の夕刊(ぱ-そん)に本や映画で話題になった「奇跡のリンゴ」を生みだした青森県弘前市のリンゴ農家、木村秋則さん(64)が紹介されていた。各地を奔走して自らの経験とノウハウを伝え、実践者が増加しているという。
 私もベストセラ-になった本を読み、また当事務所で連載中の「荒井会計通信」で関連記事を過去記載したことがあった。その著の中で『木村氏は30年前に6年間も無農薬でのリンゴの栽培に挑んだが成果が出なく生活は困窮し「死んでわびよう」と思い自宅近くの岩木山に登った。山中で木に縄を投げて引っかけようとした瞬間に見事の成熟したリンゴの木を見つけた。実際はドングリであったが、草ぼうぼうの中で肥料なしで育つ秘密は湿気を帯びたふかふかの土地にあった。山の土を再現するために、自分の畑を草ぼうぼうに伸ばし、大豆を撒いて土を改良した。ついに3年後リンゴの花が咲いた。』と記述している。
 私も賞味したことがあるが大きさは普通のリンゴの2回りぐらい小さいが、リンゴ本来の自然の味がして非常に美味しいリンゴだ!!
 その後、木村さんの奮闘はテレビや本で紹介され、昨年は映画もヒットし「自然栽培」への関心は全国各地で高まった。木村氏品質改良を重ねたリンゴに比べ、コメや野菜の自然栽培は難しくない。そして流通量が増えれば価格の下がり、一般消費者が買いやすくなる」と、いま全国各地を指導や講演のために飛びまっわている。
俳優の菅原文太氏も木村さんの自然栽培に感銘を受けて、土壌を改良して、付加価値の高い野菜を高級レストランや市場に供給している。自然栽培は人体や自然に優しいだけでなく農薬や肥料等のコストや手間を減らし、収穫量が多少減っても利益率が上がる、実に効率的栽培法だと木村氏は断言する。
 自然に優しい人は人にも優しい人でもある。人間世界は自然と対話して常に生きていかなければ、その発展も豊かさもそして幸せも実感出来ないのである。大正以降、世界の資本主義国家は常に自然に逆らって生きてきた。この行く末は断末魔の渦中に没するであろう。 
 筆者:荒井 昇
上記に記載した内容の表現は「荒井会計通信」NO1~24でも別な角度でコメントされています、ぜひ一読してください。
なお近々「荒井会計通信」NO25を発刊しますので、楽しみにしてください。

 

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